TTN(The Things Network)
TTNは世界中で普及が進みつつある「IoTネットワーク」です。
日本でも有志により携帯の基地局のような役割をするゲートウェイが何台も立てられていて、電波の届く範囲内なら無料でネットワークを利用することができます。自分でゲートウェイを準備することで、簡単にサービスエリアの拡張も可能です。
<データの流れ>
センサー(エンドノード) → ゲートウェイ → インターネット → TTN → アプリケーション
日本では、和歌山県での国土交通省の水位計の設置されていない河川の水位データの測定や、新潟県での道路の降雪状態の把握、筑波のワイナリーの土壌水分の測定、老人や小学生の位置情報の確認などで実際に活用され始めています。
スーパーやコンビニの冷蔵庫の温度記録に活用すると、義務化されたHACCP(ハサップ)に対応することもできます。
コロナ対策としてCO2センサーを設置することで、換気目安の把握をすることができます。
センサー(エンドノード)のデータは、スマホなどのブラウザーで確認することができます。
TTNにはグラフ化などの可視化ツールは用意されていませんので、実際に利用する場合には「Tago IO」などのアプリケーションサーバを合わせて利用します。

TTN
- 無料(ネットワーク接続・利用料金)
- コミュニティの基地局サポート
- アプリケーション連携